「勉強しろ」と親がうるさいからやる気がなくなる受験生へ

   

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魔界先生
ん?どうした、田中。珍しく元気がないようだが。
田中さん
あら、分かります?
さすがに女を見る目がありますね。
魔界先生
・・・。
田中さん
実は最近、親が「勉強しろ」ってうるさくって。
しかも今から勉強しようってときに限って言ってくるんですよ。
魔界先生
ほーん。
で、勉強に対する一気にやる気がなくなる・・・ってとこか。
田中さん
よく分かりましたね!
女の考えてることが一瞬で分かるなんて、さすがのいやらしさです。
魔界先生
・・・。

 

「勉強しろ」と親がうるさい

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「勉強しろ」と親から言われたこと、受験生なら一度や二度くらいあることでしょう。

 

勉強しなきゃいけないことは分かっているし、だいたい今からやろうとしてたのに!

・・・そういって、「勉強しろ」という親をウザがる受験生は非常に多いですね。

 

受験生なら誰もが経験するであろう、共通の悩み。

しかし、田中さんの「親がうるさい」という愚痴に対して、魔界先生は何か言いたげな様子です。

 

魔界先生
「勉強しろ」って言われる理由を考えたことがあるか?
田中さん
ええと、”私が勉強していないと思っている”、からですよね?
魔界先生
まぁな。
田中さん
まったく、失礼な話です。
魔界先生
どうして失礼なんだ?
田中さん
だって私、ちゃんと勉強しているんですよ。
それなのに、勉強していない姿だけを見て「勉強しろ」って言ってくるんです。
魔界先生
本当にお前の親は、”勉強していないお前の姿を見て、「勉強しろ」って言っている”んだろうか?
田中さん
そうですよ。
これを失礼と言わずして、なんと言えば。

 

勉強していないから「勉強しろ」って言われているのか

魔界先生
じゃあ少し考え方を変えてみよう。
田中さん
考え方を変える?
魔界先生
お前が模試やら学校のテストやらで、満点近い点数を連発したとする。
田中さん
はい。
魔界先生
しかしお前は勉強なんてこれっぽっちもしていない。
勉強なんか一つもしなくても、高校生レベルの問題はスラスラ解けてしまう。
田中さん
夢のようなお話ですね。
魔界先生
もちろん現実にはありえない。
だがもし、今話したことが現実に起こったとしたら・・・。
果たしてお前の親は「勉強しろ」と口うるさく言ってくるだろうか?

 

さて、ここであなたも考えてみてください。

あなたが『とんでもなく優秀な頭脳を持っていて』、なおかつ『他の誰よりも勉強していない』という生活を送っていたとしたら。

あなたの親は、「勉強しろ」とあなたに言ってくるでしょうか?

 

それでは魔界先生と田中さん、二人の会話の続きを聞いていきましょう。

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「勉強しろ」の本当の意味

田中さん
うーん・・・、きっとそのときは言ってこないでしょうね。
魔界先生
なんで?
お前の親は相変わらず”勉強していないお前の姿”を見ているんだぞ?
田中さん
今とは状況が違うじゃないですか。
魔界先生
状況が違う?
むしろ、”本当にこれっぽっちも、微塵も勉強していない”という点では、今のお前の状況よりもひどいはずだ。
田中さん
確かにそうですけど・・・。
だって、勉強していなくてもちゃんと点が取れているわけですから。
魔界先生
まさにそこだ。
田中さん
そこ?

 

首を傾げる田中さん。

 

魔界先生
「勉強しろ」って言われるってことは、勉強の成果が親に伝わっていないってことだ。
田中さん
えー、これでも結構、勉強は頑張ってるんですよー?
魔界先生
それはお前の中でだろ。
いくら田中自身が「勉強頑張ってるよ!」って言ったとしても、それは”お前基準の頑張り”に過ぎない。
田中さん
んー、そうですけど・・・。
魔界先生
ぶっちゃけた話、まったく勉強していなかったとしても、「勉強頑張ってるよ!」ってのは、口だけなら何とでも言えるんだ。
「頑張ってるよ」っていう言葉は、頑張っていることの証明にはならん。

 

「ぶーぶー」と田中さんは頬を膨らませますが、魔界先生は構わず続けます。

 

魔界先生
ようは「結果を出せ」ってことだ。
結果さえ出れば、お前が勉強しなかったとしても文句は言われない。
それはお前自身も確認したことだ。
田中さん
ええ、まぁ。
魔界先生
逆に「勉強しろ」って言われるってことは、まだ結果が出てないってことだろ。
いい指標じゃねぇか。
そもそも親に「勉強しろ」って言われているうちは、第一志望校合格なんかできやしない。
田中さん
うう・・・、確かに・・・。
魔界先生
親への文句があるんなら結果を出せ。
そこでガタガタ口答えするんじゃねぇ。

結果だけで親を黙らせろ。

田中さん
はーい、精進しますぅ・・・。

 

まとめ

「勉強しろ」と親から言われるのは、”勉強していないから”ではありません。

“勉強の成果が見えていないから”です。

成績が上がっていない現状があるから、「成績を上げろ」と言っているわけなんですね。

この部分を多くの受験生は勘違いしています。

 

大学受験に限った話で言えば、そもそも勉強自体、”成績を上げる”という目的のためにやっていること。

勉強はただの手段に過ぎません。

 

「勉強頑張ってるよ!」と言っても、”成績を上げる”という目的が達成できていないわけですから、そりゃ親だって文句の一つや二つ言うでしょう。

そこであなたが「うるさい」とか「今からやるところだったのに」とか言っても、ただただ喧嘩になるだけです。

 

「勉強しろ」と言われたのなら、「まだまだ親を納得させられるような成績が出せていないんだ」と甘んじて受け入れてください。

そして実際に成績を上げて、成果を出してから、「ほら、ちゃんと頑張ってたんだよ」ってドヤ顔をすればいいんです。

 

今は耐える時だと思って我慢しておきましょう。

 

それではまた!

 

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