【2017】センター試験数学の対策はここから始めろ!勉強法以前の配点戦略のすすめ

      2016/07/15

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キーンコーンカーンコーン

 

魔界先生
うーっす、授業はじめっぞー。
佐藤くん
こんちはー。
田中さん
こんにちは、魔界先生。
魔界先生
おう。
今日は”センター数学の対策と勉強法”についての授業だ。

 

2017年センター数学の対策

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魔界先生
具体的な勉強法に入る前に、まずはセンター数学の対策を話しておく。
佐藤くん
センター数学の対策?
魔界先生
ここでいうセンター数学の対策とは、”どこで点を取っていくか”という配点戦略のことだと思ってくれ。
田中さん
天下を獲るために、まずはどこの町から制覇していくかを考える、コンビニのランチェスター戦略みたいなものですね!
さすが魔人!
やることが違います!
佐藤くん
どこでそんな言葉覚えたの。
魔界先生
・・・まぁ、そんなところだ。

 

魔界先生
今回は、センター数学の目標点ごとに、具体的な配点をチェックしていこう。

 

センター数学で120点を目指すなら

魔界先生
まずは佐藤。
お前のセンター数学の目標点は何点だ?
佐藤くん
120点です。
魔界先生
なるほど。
数学ⅠAと数学ⅡBで、それぞれ何点くらい取ろうと思っている?
佐藤くん
ええと・・・、数学ⅠAで70点、数学ⅡBで50点くらい・・・ですかね。
魔界先生
なかなかいい配点だな。
センター数学で120点を目標にするならその割合が一番狙いやすい。

 

センター数学で120点を狙うなら、

・数学ⅠAで70点

・数学ⅡBで50点

を意識すること!

 

魔界先生
もっと細かいこともチェックしておくか。
数学ⅠAで70点、数学ⅡBで50点取るために、どの大問でどれぐらいの点数を取ろうと思っている?
佐藤くん
どの大問で?
えーと・・・、考えたこともありません。
魔界先生
バカやろう。
センター数学は例年、大問ごとに出題される単元がほとんど決まっているんだ。

※センター数学ⅠAの前半部分は出題順番にバラつきがあります。(出題単元とそれぞれの配点自体に変化はありません)

 

魔界先生
そしてセンター数学には、”点が取りやすい単元””点が取りにくい単元”ってのがある。
どういう意味か分かるか?
佐藤くん
???
田中さん
つまり、「確実な得点源を作っておけ」・・・ってことですよね?先生。
魔界先生
その通り。
センター数学ⅠAで点が取りやすい単元は『関数』『データの分析』『整数の性質』の3つ。
センター数学ⅡBでは『微分積分』『ベクトル』が得点源にしやすい。
佐藤くん
うへぇ、全部苦手なところだ・・・。
魔界先生
あとで詳しい勉強法も教えるから安心しろ。
佐藤くん
はーい。

 

魔界先生
なおセンター数学ⅠAで70点、数学ⅡBで50点取るなら、次のような取り方が一つの目安になる。

【数学ⅠA:70点目標】

関数:20点(満点)

集合と論理:5点

図形と計量:10点

データの分析:10点

整数の性質:15点

選択どちらか:10点

 

【数学ⅡB:50点目標】

第1問:15点

微分積分:20点

数列:5点

ベクトル:10点

 

得点源は赤文字で表記。

佐藤くん
関数は満点が目標なんですね!
魔界先生
関数はセンター数学ⅠA・ⅡB全体の中で、頻出パターンがもっとも分かりやすい単元だからな。
ぶっちゃけマーク式問題集を数回分やるだけで、高得点取れることもある。
佐藤くん
それを聞くとやる気が出てきました。
まずは関数で満点取れるよう頑張っていきます!

 

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センター数学で140点を目指すなら

魔界先生
次に田中。
お前のセンター数学の目標点は?
田中さん
私は7割です。
魔界先生
ってことは140点だな。
数学ⅠAと数学ⅡBの配点は考えているか?
田中さん
ええ、一応。数学ⅠAで90点、数学ⅡBで50点ってトコロです。
魔界先生
ほーん、理由は?
田中さん
数学ⅡBよりも数学ⅠAの方が簡単だと思いますし、点数も伸ばしやすいと思ったので。
魔界先生
なるほど。
でもそれは、”よくない目標点の決め方”だな。
田中さん
え、そうなんですか?
魔界先生
センター数学でよく言われる「数学ⅠAの方が簡単だ」というのは、実は大きな誤解の一つ。
新課程になってからは特にな。
田中さん
ええっ、そうなんですか!?
魔界先生
そうだ。
数学ⅡBが難しいと思うのは、数学ⅠA(特に数学Ⅰ)の知識が必要だからだ。
魔界先生
学ⅠAの知識さえ身についていれば、センター数学ではむしろⅡBの方が安定して得点しやすいんだよ。

 

センター数学においては、実は数学ⅡBの方がパターンが顕著です。

特に『微分積分』『ベクトル』は穴場。

それぞれ教科書の最後の方に出てくるので難しいと思われがちですが、両方とも問題の捻りようがほとんどありません。

数学Ⅰの『数と式』、『2次関数』、『図形と計量』の知識さえあれば、『微分積分』も『ベクトル』も満点が狙える単元なのです。

※あくまでもセンター数学において。

 

魔界先生
いいか。
センター数学で7割・140点を獲得したいのなら、数学ⅠAで70点、数学ⅡBで70点を狙え。
数学ⅠAを70点→80点にするよりも、数学ⅡBを50点→70点にする方が数倍簡単だからな。
田中さん
分かりました。

 

魔界先生
センター数学で140点を目指すなら、次のような配点を狙うといい。

【数学ⅠA:70点目標】

関数:20点(満点)

集合と論理:5点

図形と計量:10点

データの分析:10点

整数の性質:15点

選択どちらか:10点

 

【数学ⅡB:70点】

第1問:20点

微分積分:25点

数列:10点

ベクトル:15点

 

得点源は赤文字で表記。

 

センター数学で160点を目指すなら

魔界先生
ちなみにセンター数学で160点を目指すなら、次の配点を意識するといいだろう。

【数学ⅠA:80点目標】

関数:20点(満点)

集合と論理:5点

図形と計量:10点

データの分析:10点

整数の性質:20点(満点)

選択どちらか:10点

+どこかで5点

 

【数学ⅡB:80点目標】

第1問:20点

微分積分:30点(満点)

数列:10点

ベクトル:20点(満点)

魔界先生
ここまで来ると、「得点源は~」とか、「苦手な単元は~」とかいう話は意味がなくなってくる。
田中さん
できる限り全てを得点源にしておけ、ってことですね。
魔界先生
ああ。
いかに計算ミスを防ぐか。
いかに取りこぼしをしないか。
そういうレベルになるから、それこそ”満遍なく”対策していく必要があるだろう。
佐藤くん
160点を取るためのコツとかはないんですか?
魔界先生
例えば、“満点狙いの単元以外で、捨て問判断をキッチリすること”なんかが挙げられる。
田中さん
最後の1問は、分からなかったらすぐ飛ばす!・・・って感じかしら。
魔界先生
その通り。
あとは”時間配分を確実にしていくこと”だな。
佐藤くん
時間配分は僕らにとっても大事な部分ですね。
魔界先生
そうだ。
そして何にせよこのレベルを目指すんなら、計算ミスとかのしょぼい取りこぼしが一番怖い。
”最後まで集中して解き切る練習”も怠っちゃいかん。

 

まとめ

「センター数学ⅠAよりもⅡBの方が難しい」というのは、センター試験の誤解あるあるの一つ。

数学ⅡBの方が出題パターンは固定されている分、数学ⅠAよりも安定した得点を取ることができるんです。

 

“数学Ⅰが解けないと取り掛かれない単元”ばかりなので、はじめから苦手意識を持つ人も多いですが、センター数学ⅠAで70点取れるのなら、ⅡB70点も確実に狙えます。

むしろ、『センター数学ⅠAを70点→80点に上げる』より、『センター数学ⅡBを50点→70点に上げる』方が簡単です。

 

センター数学の最初の目標は”ⅠAで70点、ⅡBで50点”です。

この割合で合計120点を目指してください。

 

合計120点を達成したら、”ⅡBで70点を安定して取ること”を目標にしましょう。

合計140点に到達してからは、”捨て問判断”や”時間配分”、”計算ミス撲滅”にも意識を向けて、じわじわと得点の底上げを図ってください。

 

魔界先生
おし。
少し休憩を挟んでから、今度はいよいよ”センター数学の具体的な勉強法”に入っていくぞ。
魔界先生
二人とも休憩時間の間に、単元ごとの目標点をどこかにメモっておけよー。
佐藤くん
はーい。
田中さん
はーい。

 

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