大学受験数学の効率的な勉強法は?おすすめの参考書と合わせて解説

キーンコーンカーンコーン
大学受験数学の勉強法
解法パターン習得
本格的に大学受験数学の勉強をやっていくんなら、『青チャート』などの『網羅系参考書』は欠かせない。
図書館とかで勉強していると、青チャート使って勉強している人頻繁に見かけます。
【青チャートの例題数】
数学ⅠA・ⅡBに掲載されている例題の数は、
- 数学Ⅰ:177例題
- 数学A:137例題
- 数学Ⅱ:237例題
- 数学B:139例題
- 数学ⅠA・ⅡB合計:690例題
1日3例題ずつ勉強したとしても、ⅠA・ⅡBが一通り終了するまでには210日=約7ヵ月かかります。
青チャートと黒本の併用
基礎が定着しないうちに、また新しい単元の基礎を勉強しているから、次から次へと忘れてしまうんだ。
基礎を忘れないためには、実際にその基礎、つまり解法パターンを使ってやればいい。
青チャートの二次関数の単元が終わったら、入試レベルの二次関数を解く。
確率の単元が終わったら、入試レベルの確率を解く・・・って感じだな。
入試レベルの問題だと、色んな単元が混ざっていると思うんですけど・・・。
センター試験がまさにそうだろ。
センター試験だと、大問ごとに単元がハッキリと分かれていますね。
青チャートのレベルが高いと感じたら
教科書の例題レベルの問題について、苦手な人にも分かりやすく解説してくれている。
大学受験数学の記述対策
ここからはいよいよ、本格的な記述対策へと移行する。
志望大学の過去問を解いて、傾向を掴む
ここで過去問を解くのは、”記述試験の傾向を実際に体感するため”だ。
頻出単元を中心に記述演習をこなす
記述演習には、旺文社が出版している『標準問題精講』がおすすめだ。
記述演習で取り組む難しい問題が多く、初見で完答できる問題はほとんどないが、”どんな問題でも15分はあれこれと考えてみる”といい。
記述演習では、一つの問題に対して色んな解法パターン試すことが大切になってくるからな。
だからどんなにおかしな答えや解き方になっていようが、紙に考えを書きまくれ。
書き殴れ。
【思考力よりも試行力】
よく「数学はひらめきだ!」と思う人がいますが、それは大きな勘違いです。
少なくとも大学受験数学に関していえば、”いかに適切な解法パターンを当てはめることができるか”が、問題を解くためのポイントとなります。
そのためには”数撃ちゃ当たる戦法”のごとく、思いつく解法パターンを次から次に試していかなければなりません。
思考する力よりも、試行する力=”試行力”を鍛えていくこと。
これこそが、大学受験数学の記述試験で得点するための秘訣です。
数学の先生に添削してもらう
記述試験では、どんな考えで答えに辿り着いたかまで、事細かく添削される。
あいまいな表現があったり、不確かな根拠を使っていたりするだけでも、大減点を食らうことは頻繁にある。
計算ミスなどで答えが間違っていたとしても、途中の過程がすべて合っていれば、それなりの点数になることだってある。
そして実際に作った解答は数学の先生に”厳しく”添削してもらえ。
まとめ
大学受験数学の勉強は、
- センター試験対策
- 記述対策
に分かれており、それぞれやるべきことが大きく異なります。
まずは青チャートと黒本を併用して、解法パターンの習得から行っていきましょう。
これはそのまま”センター試験対策”になりますし、大学受験数学の基礎力養成にもなります。
※青チャートと黒本の併用(センター試験対策)については、以下の記事を参考にしてください。
センター試験対策(青チャート+黒本)が終わった段階で、大学受験数学の基礎力はかなり身に付いています。
ここからは”記述対策”へと移行していきましょう。
記述対策では、
- 志望大学の過去問を解く
- 頻出単元を中心に演習をこなす
- 数学の先生に添削してもらう
という3つを心掛けてください。
特に”志望大学の過去問を解く”のは、「どうせやっても解けないし」と言ってやらない人も多いです。
しかし、ここで志望大学の過去問を解くのは”傾向を体感するため”であって、”高得点を取るため”ではありません。
必ず過去問を解き、記述試験の傾向をハッキリさせておいてください。
傾向が掴めたら頻出単元を中心に演習をこなして、数学の先生にどんどん添削してもらいましょう。
どんなに難しい問題でも、最低15分は試行錯誤してください。
記述対策で身につけるべき力は”思考力”ではなく”試行力”です。
うちの数学の先生かなり緩いんで、厳しく添削するの難しいと思うんです。
>>こちらの記事もおすすめです
『【新課程】青チャートの使い方を解説!例題だけで十分と言われる理由に迫る』