【2016】大学受験生が夏休みにやるべき勉強はこれだ!

   

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魔界先生
それじゃあ大学受験生の夏休みについて、続きを話していこう。
さっき話したことは覚えているな?
佐藤くん
はい。
大学受験生の夏休みには、勉強計画を立てておくべし!っていう話でした。
田中さん
そのために“何を終わらせるか”を決めてから、”いつ、どれぐらいやるか”という具体的な計画に落とし込んでいくんでしたね。

参考:【2016】大学受験生は夏休み前に勉強計画を作っておけ!

 

魔界先生
よし、ちゃんと理解できているな。
今回は”大学受験生が夏休みにやるべき勉強”についての話だ。

 

大学受験生が夏休みにやるべき勉強

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魔界先生
大学受験生が夏休みにすべき勉強は、大きく分けて”穴埋め””演習”の二種類だ。

 

穴埋め

魔界先生
穴埋めというのは、”基礎が抜けている部分を補う勉強”だと思ってくれ。
佐藤くん
模試とかで点が取れていない単元の勉強、ってことですか?
魔界先生
それもあるが、”点が取れていない=基礎が抜けている”ってワケじゃないから、そこはしっかりと区別しなきゃならん。

【穴埋め】

模試などの点が伸び悩む主な原因は、

  • 基礎が抜けている(知識不足)
  • 応用力がない(演習不足)

という二つが挙げられます。

 

ある単元の点が伸び悩んでいて、その原因が知識不足なのであれば、欠けている基礎知識を補う勉強をしなくてはなりません。

一方、演習不足が原因の場合は、基礎知識を改めて勉強しても時間の無駄になってしまいます。

演習不足が原因の場合は、文字通り”演習をこなす”ことが適切な解決策なのです。

田中さん
穴埋めの勉強は具体的に何をやればいいのでしょう?
魔界先生
いわゆる”暗記しなければならない部分”だな。
英語でいうところの”文法・語法・単語”。
数学でいうところの”公式”にあたる部分だ。

【穴埋めで身につけるべき事柄】

英語:文法・語法・単語

数学:公式・解法パターン(解法パターンについてはこちらを参照)

古文:助動詞・助詞・敬語・単語

漢文:句形・漢字

理科:公式・単語

社会:単語

 

演習

田中さん
演習不足の場合は文字通り、”演習”を積むことが大切なんですね。
魔界先生
そうだな。
穴埋めが一通り終わった科目に関しては、ガシガシと”センター試験の過去問”をやりまくればいい。
佐藤くん
僕、穴埋めしなきゃいけない単元結構あるんで、夏休み中に演習に入れないような気がするんですけど・・・。
魔界先生
科目全体の穴埋めが終わっていなくても、”出題単元ごとの穴埋め”が終わっていれば、それに応じた演習をこなしていくことだってできる。
魔界先生
例えば数学全体の穴埋めが終わってなくても、”数学Ⅰの穴埋め”が終わっていれば、数学Ⅰの範囲だけをセンター過去問で演習すればOKだ。

 

就寝前にはコレ!

魔界先生
また、”穴埋め”と”演習”以外にも、夏休みにはやっておいた方がいいことがある。
田中さん
やっておいた方がいいこと?
魔界先生
まず”毎日寝る前には、単純な暗記モノをやっておくこと”だ。
佐藤くん
単純な暗記モノっていうと、英単語とか理科・社会の単語とかってことですか?
魔界先生
そうだ。
寝る直前に覚えたモノは、長期記憶に残りやすくなるんだよ。
田中さん
あ、聞いたことあります。
寝ている間に脳が整理してくれるんですよね。

【就寝前には単純暗記】

人間の脳には、”寝ている間に、その日あったこと・覚えたことを整理する”という働きがあります。

これにより、寝る直前に覚えたことはより鮮明に、より長い時間覚えることができます。

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起床後にはコレ!

魔界先生
そして、毎朝起きてからもすることがある。
その一つが”計算”だ。
佐藤くん
数学の問題を解くってことですか?
魔界先生
ああ。
だがくれぐれも”入試問題”のような難しい問題をしてはいけない。
起床直後にすべきなのは”単純な計算問題”だ。

【起床直後には計算問題】

起床直後に計算問題をこなすことで、一日の学習効率がグーンと向上します。

寝起きのボーっとした脳を、一気に覚醒させることができるからです。

ここでは入試問題などの難しい問題ではなく、”因数分解”や”三角・指数・対数関数の計算”、”微分積分の計算”などの単純な計算問題をやっておきましょう。

かける時間は15分ほどでOKです。

魔界先生
さらに起床直後の計算問題が終わったら、そのまま”寝る前にやった暗記モノのチェック”をするといい。
田中さん
前日の布団の中で覚えた事柄を、朝にもう一度確認しておくってことですね。

【起床後に暗記モノチェック】

寝る直前に覚えた事柄は、翌朝に確認することで、さらに強固な記憶として保存されるようになります。

寝ている間に整理された情報を、翌朝すぐに引き出すことで、「この情報は重要だ!」と脳が認識してくれるからです。

佐藤くん
就寝前には”暗記モノ”、起床後には”単純な計算問題を15分くらい””暗記モノチェック”ですね。

 

確実に復習する

魔界先生
そしてもう一つ。
勉強に励むのはいいことだが、くれぐれもやってはいけないことがある。
田中さん
やってはいけないこと?
何ですか?
魔界先生
“一度解けるようになった問題や教材を、そのままやりっぱなしにしてしまうこと”だ。
魔界先生
多くの大学受験生は、”解けなかった問題が解けるようになった”ことに満足してしまう。
だが人間っていうのは忘れる生き物だ。
一度解けるようになったとしても、一週間後・・・、早い奴だと翌日にはもう解けなくなっているだろう。
佐藤くん
僕なんか、勉強したことの8割くらい、翌日には忘れちゃってます。
魔界先生
でもそれは仕方のないこと。
”忘れる”っていうのは、人間の脳に始めから備わっている機能だからな。
田中さん
つまり、人間は忘れる生き物なんだから、忘れることを前提にした対策を練らなきゃいけない・・・ってことですね。
魔界先生
さすが田中、鋭いな。
だからこそ夏休みに取り組んだ問題や教材は、定期的に、そして確実に復習してやる必要がある。

【確実に復習する】

人間は忘れる生き物です。

いくら気合いを入れて勉強に励んだとしても、忘れるものは忘れるんです。

特に夏休みの間は、「とにかく量をこなそう!」という意識で勉強に取りみがちなため、勉強したことの復習を疎かにする人も多いです。

 

夏休みを30日間と考えて、毎日10時間勉強するとしたら、合計300時間勉強することになります。

そのうち最低でも”3分の1=100時間”は、復習の時間として設定しておきましょう。

 

まとめ

大学受験生が夏休みにやるべき勉強は、

  • 穴埋め
  • 演習

の二つです。

 

穴埋めは、”基礎が抜けている部分を補う勉強”のことで、知識不足を補うことを意味します。

基礎が身に付いている(知識がある)単元に対しては、センター試験の過去問を使って演習を積んでいきましょう。

 

就寝前には”単純暗記”、起床後には”単純な計算問題”と”暗記モノのチェック”を習慣にすると、一日の勉強効率が向上します。

 

また長い夏休みですから、大量の問題をこなそうと躍起になるかもしれませんが、こなした問題の数だけ”確実な復習”も忘れず行ってください。

夏休みの合計勉強時間のうち、3分の1くらいの時間は復習にあてるよう心掛けましょう。

 

田中さん
うっかりしていると“復習”を忘れてしまいそうですね。
佐藤くん
今日の話を聞かなかったら、絶対やらなかったと思います。
魔界先生
勉強は”何をやったか”じゃなくて、”何を残したか”がすべてだからな。
魔界先生
自分の目標をしっかりと見定めて、計画的にな夏休みをごすように。
以上だ。
田中.佐藤
ありがとうございましたー。

 

>>次の記事はこちらです

『【夏休み】大学受験生の勉強時間はどれぐらいが適切なのか?』

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