成績が上がらない2大原因!勉強の質×量と真摯に向き合ってみろ!

   

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田中さん
魔界せんせー。
魔界先生
お、どうした?
相談か?
田中さん
私自身のことじゃないんですけど・・・。
最近友達が、「勉強しているのに成績が上がらなーい」って嘆いているんです。
魔界先生
勉強しているのに成績が上がらない・・・ねぇ。

 

成績が上がらない原因

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魔界先生
その友達の使っている教材、やたらと難しそうなモノだったりしないか?
田中さん
あ、そうです。
なんか『ハイレベルなんたら~』みたいな問題集使っていますね。
志望校のレベルが結構高いんで。
魔界先生
ふーん。
魔界先生
あとその友達、「昨日はこんなに勉強したんだよ~」みたいに、やたらと勉強時間を報告してこないか?
田中さん
よく分かりますね!
エスパーですか!?
私の心を読み取る魔法でも使ったんですか!?
いやらしい!

 

魔界先生
・・・。
魔界先生
“勉強しているのに成績が上がらない”っていうのは、典型的な悩みの一つだ。
典型的な悩みだからこそ、極めて典型的な原因がある。
魔界先生
それは”質×量の勉強を正しく実践できていない”ということだ。
田中さん
なーんだ。ありがちな悩みなんですね。
私の心をいやらしく、貪るように読み取ったのかと思いました。
魔界先生
・・・。
魔界先生
何にせよ、勉強しても成績が上がらないのは、質が不足しているか、量が不足しているか、もしくは両方とも不足しているか、のいずれかが原因だ。

 

質が不足している

魔界先生
勉強における”質”とは、勉強のやり方のこと。
いわゆる”勉強法”ってやつだな。
田中さん
勉強法ですか。
魔界先生
どんなに努力家で熱心な人間であっても、やり方を間違えていれば、期待した成果なんて手にすることはできん。
魔界先生
「プログラマーになりたい」と言って、スマホを買ってくるようなものだ。
田中さん
佐藤くんは「マラソン選手になりたい」と言って、腕立て伏せばかりしていましたけど、それと同じですね。
魔界先生
・・・ああ。
つまり、ある事柄で成果を出したいんなら、その事柄に適したやり方を見つけること。
田中さん
努力の方向を間違えるなってことですね。
魔界先生
本当に頑張っているのに成果が出ないと言うんなら、9割9分ここが原因だ。
本気で成果を出したいと思っているんなら、まずはそこを見なおさなきゃならない
田中さん
具体的に、どんなトコロを見なおせばいいんでしょうか?
魔界先生
科目ごとの話をすれば、かなり細かくなってしまうから、ここでは全科目共通して見なおすべき点を確認しておこう。
見なおすべき点は、以下の3つだ。
  • 今のレベルに合った教材を使っているか
  • 教材の内容を完璧に理解しているか
  • 一度勉強した範囲の復習をしているか

 

今のレベルに合った教材を使っているか

魔界先生
例えばその友達だが、『ハイレベルなんたら~』って教材を使っているんだよな?
田中さん
ええ。
ひぃひぃ言いながら解いています。
魔界先生
それは即刻辞めさせたほうがいい。
田中さん
え、そうなんですか?
でも、志望校のレベル結構高いんですよ?
魔界先生
だからといって、いきなり難易度の高い教材を使っても何にもならん。
魔界先生
まずは自分の今のレベルを見極める。
そして、自分のレベルに合った教材からスタートするのが勉強の鉄則だ。
田中さん
あー、確かに「解説読んでも意味分からーん」って言ってましたし、意味あるのかなー、とは思っていました。
魔界先生
今の偏差値が50くらいなら、まずは偏差値55にするための教材を。
そして次に偏差値60にする教材を・・・という具合に、段階を踏んで教材を使っていくことだな。

 

教材の内容を完璧に理解しているか

魔界先生
また、使っている教材の内容は、完璧に理解していく癖をつけておけ。
田中さん
完璧に理解?
魔界先生
何も考えていない奴は、だいたい次のような感じで問題集を進めている。

【NGな問題集の進め方】

問題を解く

答え合わせする

解説を読む

解き直しする

田中さん
これじゃあダメなんですか?
割と普通の進め方な気がするんですけど・・・。
魔界先生
ダメに決まっている。
成績が上がらない奴っていうのは、完璧の基準が低すぎるんだ。
魔界先生
解説を読んだとき、「ん?これは何でこうなるんだろう?」って部分があったとしても、軽く流してはいないか?
解き直しのときに、「えーっと、次はどうやって進めるんだっけ?」と思いながら、やっとのことで解ける・・・というレベルで満足してはいないか?
田中さん
思い当たるフシはありますね。
魔界先生
正しい問題集の進め方ってのは、次のような感じだ。

【正しい問題集の進め方】

問題を解く

答え合わせする

解説を読む

解説に理解できない部分があれば、その日のうちに解決する

解き直しする

一度も手が止まらず、最後までスラスラ解けるようになるまで解き直しする

魔界先生
一番のポイントは”解き直し”だな。
解き直しで、「これで合ってたっけ?」という段階で終了してしまっていては、まだまだ定着なんかしちゃいない。
田中さん
スラスラ解けるようになって初めて「その問題が完璧になった」と言えるってわけですね。

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一度勉強した範囲の復習をしているか

魔界先生
完璧に解けるようになっても安心しちゃいけない。
田中さん
まだあるんですか?
魔界先生
ああ。人間は忘れる生き物だからな。
一度完璧になったとしても、しばらく触れていなかったらあっという間に忘れてしまうんだ。
田中さん
あー、なるほど。
つまり”復習”しろってことですね。
魔界先生
その通り。
一度勉強した範囲に関しては、定期的に復習してやる必要がある。
田中さん
せっかく解けるようになっても、忘れてしまっていたら意味無いですもんね。
魔界先生
無意味どころの話じゃないな。
やったことを忘れてしまっているわけだから、思いっきり時間の無駄になってしまう。
田中さん
復習はどんな感じでやればいいんですか?
魔界先生
復習は以下の3つのタイミングでやるのが一番効果的だ。

【復習のベストタイミング】

  • 翌日
  • 一週間後
  • 一ヶ月後

 

量が不足している

魔界先生
勉強における”量”とは、文字通り”勉強量”のこと。だが勘違いしてはいけない。
魔界先生
お前の友達は、勉強した時間を自慢しているんだったよな?
田中さん
自慢というか、報告って感じですね。
Twitterとかでも、「連続6時間勉強なう!記録更新中!」とかって言ってます。
魔界先生
もちろん長時間勉強することは凄いことだし、必要なことだ。
夏休みには15時間勉強しろ、とも俺は言っているしな。

関連:【夏休み】大学受験生の勉強時間はどれぐらいが適切なのか?

 

魔界先生
だが、やたらと勉強時間ばかりを自慢しているようであれば、そいつは十中八九、大した問題量をこなしていない。
魔界先生
どうせスマホを触りながらとか、テレビを横で流しながら勉強しているんだ。
田中さん
実際Twitterしてますもんね。
魔界先生
5~6時間勉強したって言ってはいるが、実際まともに勉強していたのは、せいぜい3時間くらいだろう。
田中さん
確かに私の友達も、そんな感じがします。
魔界先生
だろうな。
勉強量とは、勉強時間のことじゃない。
勉強量とは、”完璧にした問題数”、”身に付けた知識の数”なんだよ。

【勉強量とは】

勉強量とは、勉強時間のことを意味しません。

どんなに長時間勉強したとしても、中身が伴わない勉強には意味がないからです。

 

勉強量とは、”完璧にした問題数”、”身に付けた知識の数”のことを指します。

もちろん長時間勉強することでも、これらの数は自然と上がっていきます。

 

「長時間勉強しているのに・・・」という場合は一度、上記の意味での”勉強量”を確認してみてください。

時間の割に、”こなした問題数”や”定着した知識量”が少ないことに気付くことでしょう。

 

まとめ

成績は、”勉強の質”と”勉強の量”のかけ算で決まります。

かけ算で決まるわけですから、勉強の質が低くても、勉強の量が少なくても、成績は思うようにあがりません。

「勉強しているのに成績が上がらない」というのは、勉強の”質×量”を意識していないからなのです。

 

勉強の質が確保できているかは、

  • 今のレベルに合っていない教材を使っていないか
  • 教材の内容を完璧に理解しているか
  • 一度勉強した範囲の復習をしているか

の3つをチェックしてみてください。

 

勉強の量が確保できているかは、勉強時間に対しての”問題数”や”知識量”を確認してみましょう。

例えば90分勉強して、青チャートの問題が1問しか解けていないという場合は、勉強量は少なすぎます。

(青チャートであれば、90分で3問が目安)

 

田中さん
つまり私の友達は、質も悪けりゃ、量も少ないっていう、ダメダメパターンだったってワケですね。
魔界先生
まぁ、そうなるわな。
田中さん
じゃあ友達に言っておきますね。
ありがとうございました~。
魔界先生
おう。
佐藤くん
あ、魔界先生に田中さん。
田中さん
あら、佐藤くん。
ちょうどいいところに。
魔界先生
・・・。
佐藤くん
ん、どうしたの?
田中さん
実は、あなたの成績が上がらない理由が分かったのよ。
佐藤くん
え?
魔界先生
まさか、さっきから話に出ていた友達ってのは・・・。
田中さん
ええ、佐藤くんのことですよ?
佐藤くんったら、魔界先生の言っていることを無視して、張り切って難しい問題集に手を出して。
佐藤くん
え?え?
魔界先生
佐藤、・・・ちょっと来い。
佐藤くん
え?え?
田中さん
最近の佐藤くんの勉強の仕方、魔界先生に教えておいたから。ニッコリ

 

佐藤くん
えーーーー!!??

 

こうして佐藤くんは、魔界アカデミーのお仕置き部屋に連れて行かれるのでした。

 

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