勉強のやる気を出すには高飛びじゃなくてハードル走をイメージすべし!

      2016/07/19

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佐藤くん
何ですか?このタイトル。
魔界先生
読んで字のごとくだ。
”高飛びをする”んじゃなくて、”ハードル走をする”ことをイメージすること。
佐藤くん
はぁ。
魔界先生
これこそが勉強のやる気を出すコツの一つなんだよ。

 

勉強のやる気を出すには?

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魔界先生
勉強のやる気が出ない理由というか、悩みの一つに「やる気はあるんだけど、行動に移せない」というものがある。
佐藤くん
まさに僕です。エッヘン
魔界先生
威張るんじゃねぇ。
魔界先生
まぁ俺からしたら、行動に移せていない時点で、やる気なしって判断するけどな。

 

「勉強のやる気はあるんだけど」という人たちの共通点

魔界先生
ところで「やる気はあるんだけど、行動に移せない」という奴らには共通点がある。
佐藤くん
どんな共通点ですか?
魔界先生
”一度勉強に取り掛かることさえできれば、そのまま波に乗ることができる”という点だ。
佐藤くん
あー、確かに。
僕も問題解き始めさえすれば、1~2時間くらいは平気で勉強できます。
魔界先生
乗り越えるべき壁はズバリそこ。
”とにかく勉強に取り掛かりさえすれば”という点だ。
佐藤くん
それが簡単にできれば苦労はしないんですけどねー・・・。
魔界先生
だろうな。”勉強に取り掛かる”というのは、言葉以上に難しいものがある。
魔界先生
なぜなら勉強に取り掛かるまでには、思っている以上に多くの壁が存在するからだ。
佐藤くん
多くの壁ですか?
魔界先生
ああ。

 

勉強のやる気を削ぎ落とす”壁”

魔界先生
それじゃあ実際に、家の勉強机で勉強するまでには、どれぐらいの壁があるのかを見てみよう。

【家庭学習するために乗り越えるべき壁】

  • 勉強机の前に座る
  • 勉強する科目を決める
  • 勉強するための教材を決める
  • 勉強するための教材をカバンから探す
  • 勉強するための教材をカバンから出す
  • ノートが必要であれば、ノートもカバンから探す
  • ノートをカバンから出す
  • 筆記用具をカバンから探す
  • 筆記用具を机の上に出す
  • シャーペンと消しゴムを筆記用具から取り出す
  • 教材を開く
  • 教材をめくりながら「どこを勉強するか」を考える
  • ノートを開く
  • シャーペンを持つ
  • 問題を解き始める
魔界先生
ま、少なく見積もってこれくらいだな。
佐藤くん
うわー・・・、ここまで具体的に書き並べられると、勉強に取り掛かる面倒さ分かりますね。
魔界先生
そうだな。
そしてこれらを一気に乗り越えようとするから、勉強に取り掛かるための壁もやけに高く感じるんだよ。
魔界先生
で、ここで勘違いが起こっている。
佐藤くん
勘違い?
魔界先生
ああ。
勉強するまでの壁はこれだけあると言ったが、それでも一つ一つの壁は低い。
高く感じるだけであって、実際に並んでいる壁はとても低いものなんだ。
佐藤くん
あ、ここでタイトル回収ですね。
魔界先生
ふっふっふ・・・、よく分かったな。
魔界先生
勉強に取り掛かれない原因は、壁が高いからじゃない。
極めて低いハードルが、大量に存在しているからなんだよ。
魔界先生
高い壁を乗り越えるための”高飛び”じゃなくて、小さな壁を連続して飛び越える”ハードル走”をすればいい。

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やる気をなくすことなく勉強するには

佐藤くん
“高飛び”じゃなくて”ハードル走”ってことは分かりました。
それをどうやって活かしていけばいいんですか?
魔界先生
高飛びには大きな力が必要だが、一つのハードルを飛び越えるだけなら大した力は必要ないだろ?
大変なのは、そのハードルが大量にあることだ。
魔界先生
・・・ってことは、勉強までのハードルの個数を減らしてやれば、勉強に取り掛かることが容易になるってわけだ。
佐藤くん
飛び越える高さ自体は低い、ってことですもんね。
魔界先生
具体的には、次ぐらいまでハードルの個数を減らしてやればいい。

【乗り越えるべきハードルをこれだけにしろ!】

  • 勉強机の前に座る
  • シャーペンを持つ
  • 問題を解き始める
佐藤くん
少なっ!・・・でもこれって無理じゃないですか?
勉強するものが準備できていませんよ。
魔界先生
いや、問題ない。
”開きっぱなしの教材とノート、そして筆記用具一式を、常に勉強机の上に出しておけば”それでいいだろ?
佐藤くん
あー、なるほど!
魔界先生
いきなり勉強しようと思うから難しいのであって、勉強するための準備を”勉強しようと思っていないとき”に済ましておけば、問題の大部分が解決する。
佐藤くん
あとは勉強机の前に座るだけですもんね。
魔界先生
そのためにも家で使う教材と学校で使う教材は、しっかり分けておくといいな。
同じ理由で筆記用具も、自宅用と学校用で分けて用意しておこう。
佐藤くん
片付けたり出したりするハードルをなくすためですね。
魔界先生
また、一日の勉強が終わったら、翌日やろうと思っているページを開いて机の上に放置しておけばいい。
佐藤くん
で、次の日も勉強机の前に座れば、すぐさま勉強ができる・・・と。
魔界先生
その通り。

 

まとめ

「やる気はあるんだけど、行動に移せない」と悩む人の多くは、”勉強に取り掛かることさえできれば、そのまま波に乗ることができる”という共通点があります。

そのため、”いかに勉強に取り掛かるか”という一点を解決することで、「やる気はあるんだけど・・・」という悩みが一気に解決します。

 

勉強に取り掛かるまでのイメージは”高飛び”ではなく、”ハードル走”だということをイメージしてください。

勉強に取り掛かるまでの数多くの”小さな壁=ハードル”が、勉強に対するやる気をじわじわと下げてしまうのです。

 

勉強のやる気を出したまま、うまく勉強に取り掛かるためには、多数の”小さな壁=ハードル”をあらかじめ取り除いておくといいでしょう。

つまり、”勉強しようと思っていないとき”に”勉強する準備を整えてしまう”のです。

勉強机の前に座って、ペンを持ちさえすれば、いつでも勉強がスタートできるという状態を作っておきましょう。

一番簡単なのは、一日の勉強が終わったら、教材を開いたまま机の上に残しておくことです。

 

魔界先生
そんなわけで、今回の話は以上!田中にも伝えておいてくれ―。
佐藤くん
はーい。ありがとうございましたー。

 

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